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【人体実験】16時間のプチ断食。その効果と危険性とは?

「腸を制する者は、健康を制す」

亡くなった祖父が、生前に残したような、残さなかったような…

そんな気がする言葉です(笑)

最近流行りの「腸活」。

あなたは、取り組んでいますか?

みなさんこんにちは! しおかぜHobby のお時間です。

「16時間のプチ断食」

筆者が選んだ腸活です。

体に良いらしいけど、実際どうなの?

その効果のほどは?

気になっている方も多いと思いますので、

筆者自ら実験台となり、1年7ヶ月続けてみました。

その結果…

16時間のプチ断食を続けた結果
  • お腹の調子が良くなった。
  • 脂肪が減り、体重が落ちた。
  • まさかの筋肉量まで落ちた…

このような効果がありましたので、詳しく報告します。

ぜひ最後まで楽しみながら読んでくださいね(笑)

この記事は、

ちょっとお金に詳しいだけの、おっさんサラリーマンが

実際に体感した結果をお話しするものです。

その効果を保証するものではありません。

慢性

出典:Unsplash

しおかぜ はお腹が弱い。

これは周知の事実であり、小さい時から家族にも言われてきたことである。

「お腹大丈夫?」

事あるごとに、イチイチ聞かれる。

放っておいていただきたい。

お食事中の方のために、露骨な表現を避けるが、

ピーピーになりやすい体質なのだ。

警報音みたい。初めて書いた。笑)

それは社会人になってからも改善することはなく、

特に調子が悪くない時でも、かなり柔らかいアイツが出続けていた。

出会い

そんな中、毎日のように見ているYouTubeで、

ある動画との運命的な出会いが訪れる。

「空腹」こそ最強のクスリ①
「空腹」こそ最強のクスリ②

2021年1月26~27日に公開された、こちらの動画、

中田敦彦のYouTube大学「空腹」こそ最強のクスリ編である。

江戸時代あたりまで、人は1日2食が普通だった。

それが江戸末期から明治時代あたりで1日3食へと変わっていったらしい。

つまり、現代の人々は、食べ過ぎているというのだ。

これらを見て、ピンときた。

(心当たりがあり過ぎる…)

筆者の場合はその回数もさることながら、食べる量が多い。

出されたら出されただけ食べてしまうタイプなのだ。

(あー、もうお腹いっぱい。やめとこう。)

が出来ない。

要するに子供と同じなのである。

しかも毎晩夕食の後に、必ずお菓子を食べる。

世の健全な おっさんの1人として、あるまじき行為である。

悲しきかな、そこはお酒が飲めない筆者(下戸サウナー)の唯一の楽しみ、

晩酌ならぬ、晩菓子といったところなのだ。

言い方を変えても、子供には変わりない(笑)

出典:Unsplash

その結果…

朝、うがいをすると、必ずえずく。

朝食前にお腹がすいている、なんてことは、まず無い。

むしろ胃もたれしている感覚。

”前に食べたものが残った状態で、次の食事をとる”

それを繰り返していたことは明らかだった。

(これだ! やってみよう。)

筆者の場合は、夕食を20時までに終え、翌日12時までを断食。

この方法で16時間を確保するのだ。

睡眠時間を含めても良いので、比較的簡単に確保できるだろう。

お助け

筆者の朝食。おおよそ、これぐらいの量だ。

16時間、何も食べないのが理想だが、

ゼロが難しい場合のお助けフードとして、ナッツが良いらしい。

筆者が食べているお助けナッツは、以下の4種類だ。

お助けナッツ4種
  • アーモンド
  • ピーナッツ
  • カシューナッツ
  • くるみ




と言っても、筆者の場合は朝食をナッツに換えている。

間食として食べているわけではないのだ。

スタート

出典:Pixabay

2021年2月1日(月)

いよいよ「18時間のプチ断食」のスタートである。

朝食代わりにナッツを食べる。

(これだけ?)

食べた気がしなかった。

不満足なまま、出社。

(自称)激務をこなす中、9時台には空腹がピークに。

筆者の腹はひとしきり鳴った後、安定期を迎える。

しかし昼が近づくにつれて、再び強烈な空腹感に襲われる。

今度のは手が震えそうな勢いだ。

イライラしてさえもいる。

12時のサイレンと同時に食堂へ駆け込み、無心で頬張っていた。

出典:Pixabay

2021年2月2日(火)

この先、昨日のような空腹地獄が続くのか…

すこし憂鬱になりながら、出社。

今朝も不満足である。

しかし、普通にお腹は減るものの、昨日ほどの強烈な空腹感は無い。

(なんだろう?1日で慣れたのか?)

この日から「腹が減ったら水でごまかす」というテクニックを身に付けたのが

功を奏したのかもしれない。

以降、筆者のデスクの傍らには、水入りのペットボトルが常備されるようになった。

結局、翌日以降も同様で、あれほど強烈な空腹感に襲われたのは初日だけだった。

調子

出典:Unsplash

こんな調子で順調に、ほぼ毎日続いている。

そう「ほぼ」で良いのである。

何事も完璧を求めすぎるとダメだ。何より、続かない。

ゆるーく、ながーく続けることこそが大事だ、と私は思う。

さて身体の調子としては、どう変わっていったのだろうか?

お腹

始めてしばらく経った頃、まず感じたのはお腹の調子が良くなったことだ。

たまにしかお目にかかれなかった、

ちょうど良い硬さのアイツが出るようになってきた。

何というか、しっかりと腸が仕事をしている感じ。

今までは急ぎ通過していたが、今はちゃんと留めているようだ。

腸にガスが溜まっている感覚もある。

ちゃんと発酵(?)が進んでいるのだろう。

ダルさ

続いて感じた変化は、

特に朝起きた時にひどかった、倦怠感が軽減されたことだ。

(しんどい)

胃もたれしているような、なんだか身体が重い感覚。

それに加え胸やけのような感覚も重なり、朝の歯磨きでは必ず ”えずいて” いた。

しかし、それもほとんど無くなった。

消化

出典:Unsplash

一言で言うならば、胃腸が正常に仕事をしはじめた。

そういうことだと思う。

今では少々食べ過ぎても、しっかりと消化してくれている。

その証拠に、お腹がすくのが早くなっているのだ。

おそらくは1日のカロリー摂取量が減っているから、

一生懸命取り込もうと頑張って働いている、という面もあるのだろう。

デトックス?

出典:Pixabay

人は飢餓状態に陥ると、オートファジーが働き、

老廃物を取り込みながら、細胞が新しく生まれ変わるそうだ。

それを聞いたせいか、小さい方のニオイが強くなった気がしている。

筆者の感覚では、デトックスが進んでいるイメージだ。

しかしこれは、よくある ”プラシーボ効果” かもしれないので、

読者の皆さまには、あまり気にしないでいただきたい(笑)

健診

出典:Pixabay

筆者の勤める会社では、毎年3月に定期健康診断が行われる。

2021年と2022年の2回分の結果を公開しよう。

2021年

筆者が「16時間のプチ断食」を始めたのは2021年2月1日だ。

なので、2021年(令和3年)3月17日は、約1ヶ月半が経過した頃の結果である。

過去2年間の結果とともに、掲載する。

2019年~2021年の健診結果推移

まず注目すべき点は、身長だ。

「16時間のプチ断食」をやると、身長が縮むのだ!6mmも!!

さて、そんな冗談はさておき、

本当に見ていただきたいのは、体重と腹囲である。

前年と比べて、1.9kg、2cmも減っているのだ。

これを見た筆者の感想は…

(いや、体重へっとるがな!いらんいらん。)

だった。

見ての通り、元々ガリガリ君なのである。

2013年頃までは61kgぐらいあった体重が、心を痛めた2015年には54.1kgにまで落ちていた。

それがようやく戻ってきた矢先の下落である。

出典:Pixabay

(体重は落ちなくていいんだけどな…)

「現症」欄は、下2行が消えているのがわかる。

あくまで自己申告なのだが、筆者の正直な自覚症状を反映した結果だ。

前述の ”警報音” に関するくだりを思い出していただきたい。

アイツが出口を通過する時、その柔らかさ故に速度が上がる。

その場合、巣穴へのダメージが大きくなる傾向があるらしい。

しかしアイツの改善により、巣穴へのダメージが軽減していることが伺える。

お食事中の方に配慮した表現は筆者の ”品(ひん)” の現れである。

むしろ、筆者には ”品” しかないのではないだろうか?(笑)

2022年

では翌年、2022年の結果はどうだったのか?

同じく過去2年分とともに、掲載しよう。

2020年~2022年の健診結果推移

身長がもとに戻っていることに安堵する一方…(笑)

(いや、さらに体重減っとるがな!)

前年より1.1kgも下落している。

腹囲にいたっては、3cmも減っており、

肥満度判定も、ついに「やせぎみ」に突入だ。

しかしこの頃になると、脂肪だけでなく、筋肉量も落ちていることに気付く。

温泉で姿見を見た時、あまりに貧相な身体に愕然としたのがキッカケだった。

出典:Pixabay

実際、断食中はエネルギーが足りなくなるため、脂肪だけでなく、

筋肉からもエネルギーを吸収するため、筋肉量が落ちるらしい。

これではダメだと一念発起、

「スロー腕立て伏せ」により、大胸筋だけでも鍛えることで

それっぽく見せるプロジェクトが、ゆる~く進行中だ。

危険性

前項の ”筋肉量の減少” とともに、気を付けていただきたい点がある。

それは…

出典:Pixabay

「午前中の圧倒的なカロリー不足」である。

筆者のようなデスクワークが中心の仕事ならばともかく、

身体を使う(重い物を運ぶ、動き続ける等の)仕事の場合は

注意していただきたい。

そもそものエネルギーが不足するので、かなり消耗してしまう。

特に夏場はその影響が顕著だ。

筆者の場合、特に夏場に現場へ出る前には、

「アミノバイタルゼリー マルチエネルギー」を摂取するようにしている。

若干りんご味の甘みが強いものの、その効果はテキメンだ。

簡単に素早く、160kcalのエネルギーが補給できる。

コスパに優れる良品で、おすすめ出来る。


それともう一点。

特に断食後の昼食後に、急激な血糖値上昇がある(と思われる)。

それまで下がり切っていた血糖値が、一気に上がっている(と思われる)のだ。

あくまでも筆者の体感であるが…

まとめ

  • 「腸を制する者は、健康を制す」
  • 「空腹」こそ最強のクスリ
  • 16時間のプチ断食
  • お助けナッツ4種
  • お腹の調子が良くなった。
  • 脂肪が減り、体重が落ちた。
  • 筋肉量も落ちた。
  • 午前中のカロリー不足に注意
  • その効果は人による。

「16時間のプチ断食」をやると、お腹の調子が良くなります。

今まで常に柔らかく、警報音を発していたアイツが、

適度な硬さを持ち、巣穴にも優しい姿に変わるんです。

下痢(あ、言っちゃった。笑)している時って、

身体がだるく、重いですよね?

それも無くなりました。

それから、体重が落ちます。

筆者にはあまり嬉しくない効果でしたが、必要としている方には魅力的だと思います。

なお脂肪だけでなく、筋肉量も落ちますので、並行して適度な筋トレをおすすめします。

出典:Unsplash

昼と夜の食事量は、特別減らしていません。

夜のお菓子も食べています。

それでもこれだけの効果が出た「16時間のプチ断食」。

手軽に始められる腸活として、おすすめです!

残念なお知らせ

私、しおかぜには、大きな効果を発揮した「16時間のプチ断食」でしたが、

よめかぜには全く効果が現れませんでした…

ダイエット目的で始めたものの、体重は変わらず、

胃腸が楽になる感覚も無かったそうです。

そもそも普段から食べ過ぎていなかったよう。

何事もそうですが、原因は十人十色。

その効果は人それぞれなんですね。

つまり私のように日々食べ過ぎているタイプには

相性が良い健康法だったようです。


今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

また次回の記事でお会いしましょう!