貯蓄

【大学生の親御さんへ!】賃貸不動産の仲介手数料は交渉で半額にできるんです。

子供さんが大学へ進学され、一人暮らしを始められる親御さん、おめでとうございます!

これから期待と喜びを胸に新居を選び、契約していくのは楽しい作業ですが、ちょっと待ってください。

丸腰(知識ゼロ)で不動産屋さんの窓口に行くのは、とても危険です。

少しだけ私の話を聞いて、この知識を持っていってください。

みなさんこんにちは! しおかぜ です。

部屋を借りる時、不動産業者へ支払う仲介手数料は 家賃の1ヶ月分+消費税 となっていることが多いのですが、
交渉することで 家賃の0.5ヶ月分+消費税(当初金額の半額)にすることが出来るんです。

これ私の実体験です。参考にしていただけると嬉しいです。

この記事を最後まで読めば、

法律のスキマを巧妙に突いてくる不動産業者のワナにハマらないための ”知識” を身に付けることができます。

しっかりと知識武装して、立ち向かいましょう!

今回のテーマはズバリ、「頑張れお父さん、負けるなお母さん」です(笑)

仲介手数料って何?

不動産(土地や建物)の持ち主は、その売買や賃貸の相手を広く募集するために、不動産業者と媒介契約を結びます。

その結果、不動産業者が見つけてくれた買主や借主と取り引きを行うことが出来るようになった場合、媒介(仲介)をしてくれた不動産業者へそのお礼として、持ち主および買主や借主の双方が支払うのが仲介手数料です。

なお今回のお話では、不動産業者は双方から仲介手数料を受け取っていることがポイントとなりますので、押さえておいてください。

仲介手数料の相場は?

私の子供が進学した地域では、賃貸物件のほぼ100%が 家賃の1ヶ月分+消費税 となっていました。

不動産業者の担当者いわく、

担当者
担当者
だいたいは、その金額になっています。それが相場ですね。

とのこと。

他の地域はわかりませんが、不動産業界のなかば常識(慣例)として定着しているようです。

どうやって半額にするの?

何も知識が無ければ、「へー、そうなんだ。」と納得して、何の疑いもなく 家賃の1ヶ月分+消費税 を支払うところです。

しかし、宅地建物取引業法(宅建業法)第46条及び国土交通省の報酬に関する告示(宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額 第四 貸借の媒介に関する報酬の額)によると

「依頼者の双方から受けることのできる報酬の額は 家賃の1ヶ月分+消費税 に相当する金額以内とする。かつ、依頼者の一方(つまりあなた)から受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるにあたって当該依頼者の承諾を得ている場合を除き 家賃の0.5ヶ月分+消費税 に相当する金額以内とする」

と定められています。

そうです。 家賃の1ヶ月分+消費税 を支払うことを承諾しなければ良いんです。

不動産業者は、私たち借主から承諾を得た前提で 家賃の1ヶ月分+消費税 を要求してきます。そのうえ持ち主からも同様に 家賃の1ヶ月分+消費税 を受け取っているケースもあるそうです。

勇気を出して、私は仲介手数料として 家賃の1ヶ月分+消費税 を支払うことを承諾しません!とハッキリ伝えましょう。

我が家の実例

出典:Unsplash

子供が進学のため1人暮らしを始めるにあたり、賃貸の部屋を探すことになりました。

不動産業界は無知な一般庶民をカモにする業界だと聞いていたので、ネギを背負わないよう事前に勉強しました。

そしてその中でこの情報はつかんでいました。

気になる部屋をピックアップ、それぞれの内見も終わり、最終的に「ここ」と決めた部屋の契約のために窓口に戻ってきた時のことです。

一体どのタイミングでこの話を切り出すべきか様子を伺っていたところ、「仮契約書」なる書類にサインを求められました。

するとそこには「仲介手数料として 家賃の1ヶ月分+消費税 を支払います」と押印されているじゃありませんか!紙に印刷された文言とは別にハンコで押されていたんです。

あたかも私から承諾を得た後に押印したかのように!

キターーーーーー!!

小踊りしそうになりながら、しかしビビりな私は声が震えそうになるのを必死でこらえながら

しおかぜ
しおかぜ
あのー、これって、家賃の0.5ヶ月分+消費税 じゃないんですか?

担当者
担当者
いえ、このあたりではどの不動産会社もこれだけいただいているんですが・・・

しおかぜ
しおかぜ
それは私が承諾した場合の話ですよね? 宅建業法第46条でしたっけ?大家さんと合わせて1ヶ月分+消費税 で、私が支払うのは 0.5ヶ月分+消費税 までじゃなかったですか?これ、承諾しない。と言ったらどうなります?

担当者
担当者
あー、えーっと、私だけでは判断しかねますので、上司に確認してきます。

と言って奥に消えていく担当者。冷静を装い書類に記入を続けていると、戻って来た担当者は小声で

担当者
担当者
わかりました。上司の了承を得ましたので、0.5ヶ月分+消費税 で結構です。

あぁ、隣で契約してる別の家族も居るもんね。興奮で声と手が震えるのがバレないように

しおかぜ
しおかぜ
ありがとうございます。じゃ、この家賃の1ヶ月~の文言は二重線で消したうえに会社印を押してもらえますか?

担当者
担当者
わかりました。

そしてその通りに二重線で消したうえに会社印を押してもらいました。

勝った瞬間でした。知識武装とは、こういう事なんだ!!と感動しながら帰路についた時、ふと気づきます。

やられた!仮契約書のコピーをもらっていない!!

(さっきの、あのやり取りは無かったことにされるのか?)

という不安が残りましたが、後日、契約書が届いて確認したところ、

きちんと 家賃の0.5ヶ月分+消費税 となっていて安心しました。

やはり仮契約書は借主の手元には残さず、法律を満足しているテイを整えるための資料となっていたということがわかりました。

今回は勉強で得た知識を、実際に使うことができたので、少し自信が付きました(笑)

賃貸

まとめ

賃貸不動産の仲介手数料について
  1. 賃貸不動産の仲介手数料は、半額にすることが出来る
  2. こちらは承諾していないのに 家賃の1ヶ月分+消費税 となっている事が多い
  3. 不動産業者に承諾しない事を伝えることで 家賃0.5ヶ月分+消費税(当初金額の半額)とすることが出来る
  4. その根拠は宅地建物取引業法(宅建業法)第46条と、国土交通省の報酬に関する告示

今回は大学生の一人暮らしで、安価なアパートのため効果は限定的でしたが、これが家族で住むマンション等の場合は、その効果は非常に大きなものになると思います。

やってみる価値は「大」ですよ! !




今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう!