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【初心者向け】サウナの正しい入り方(自律神経&脳疲労回復)

サウナは良いものです。

虜になったのは、2020年の夏。それから数々のストレスを吹き飛ばしてくれました。

単に気持ちいいのは勿論のこと、もやもやと悩みをを考え込んでしまう時や、

嫌なことがあって泣きたい夜でも、

訳あって弱っている筆者のメンタルを支えてくれる聖母のような存在

(何故もっと早く出会うことが出来なかったのか?

 私には既によめかぜが居るんだ。。。)

みなさんこんにちは! しおかぜHobby のお時間です。

出会いが遅すぎる?そんなことはありません。

筆者も40歳を過ぎるまでその魅力を知ることはありませんでした。

それは正しい入り方、楽しみ方を知らなかったからに他なりません。

筆者は “ちょっとお金に詳しいだけのサラリーマン” なので

科学的根拠を示すことは一切出来ません(笑)が、

サウナの正しい入り方とその魅力について

出来るだけわかりやすくお伝えしたいと思います。

「目くるめく」という表現がぴったりの

“合法的な快楽の世界” に、みなさんをお連れします。

さあ、ご一緒に!!

イメージ

サウナをイメージさせる濡れた手の写真
出典:Pixabay

(熱っちーな。)

(隣のおっさんビチョビチョだし)

(おいおい、拭った汗が飛んで来たよ!)

(何だか臭せぇ気がする)

(これは何かの処罰なのか?)

(なんだよここは!もうヤダ!!)

(狂気の沙汰)

(絶対ムリ)

(水風呂?死んじゃう)

これがサウナに対する、ごく一般的なイメージである。

汗でビチョビチョになったオジサン達がギッシリ並び、ただひたすら熱さに耐えている。

サウナをやらない人からすれば、そこに居ること自体が拷問に等しいかもしれない。

かく言う筆者も、かつてはそれに近い印象を持っていた。

たまに興味本位で入ってみるものの、毎回熱さに耐え切れず、すぐに出てしまう。

当然、水風呂に入ることもない。

(うーん、サウナの良さなんてわからない。汗をかくことが気持ちいいだけでしょ?)

となるばかり。

気付けば齢40を超えていた。

出会い

筆者は教育資金に対する不安から2017年2月からお金の勉強を始め、2020年からはYouTubeをその教材としていた。

その中でも “怪しいライオンの動画(笑)” と並び重用しているのが

“中田敦彦のYouTube大学” である。

そしてチャンネル登録者数30万人突破記念として、

相方であるオリエンタルラジオ藤森慎吾氏が講師を務めた、

藤森慎吾のサウナ学
  1. 愛してやまないサウナの魅力をプレゼン
  2. 究極の快感「ととのう」を熱血プレゼン

この動画との出会いが、筆者の人生を変えた。

まず第一に、動画そのものが面白い。今でも「神動画」だと思っている。

そしてサウナの入り方が具体的に示されていた。

そして藤森慎吾先生自身も言葉では説明しづらい、「ととのう」についても、言及されていたのである。

(これ、やってみよう)

(自分も快楽に浸りたい!)

そう思った2020年の夏だった。

サウナ人口(週2~3回は通うヘビーユーザー)は、約250万人

月1回程度のライトユーザーを含めると、なんと約1,200万人!(驚)

試行錯誤

初めは、藤森慎吾先生に教わった通り、見よう見まねで入ってみる。

特にサウナに入る時間については、いろいろと試してみたものだ。

最初は長く、徐々に短くしていく方法。

それとは逆に最初は短く、徐々に長くしていく方法。

しかし、こればかりは施設やその日の体調によるところも大きく、

一概に決めることは出来なかった。

そんな中でも一応、“脱ビギナー” というレベルには達したと自負している

筆者が考える、「正しい入り方」をご紹介しよう。

是非みなさんにも、「ととのう」感覚を味わっていただきたい。

正しい入り方

サウナの正しい入り方
  1. 準備
  2. サウナ
  3. 水風呂
  4. 休憩

この手順を行うことで、「ととのう」ことが出来る可能性が高まる。

①準備

最初に水分補給をしておこう。

また、要所要所で水分補給することを おすすめする。

ちなみに筆者は当初、”アクエリアスゼロ” を愛飲していたが、現在では ”やかんの麦茶” にしている。

個人的には甘みがなくすっきりしており、かつミネラルも含まれる ”麦茶” がお気に入りだ。

まずは体を清めよう。

シャンプーとボディーソープで洗うのが理想ではあるが、後でまた洗うことを考えると正直面倒くささを感じる。

ここはしっかりシャワーで全身を洗い流すことでOKとしたい。

続いては予熱だ。

特に冬場に言えることだが、冷え切った体でサウナに入ると

それを温めるまでに時間がかかり、発汗までの効率が悪い。

なので事前に湯船にじっくり浸かることで、

速やかな発汗につなげることが出来るのである。

そしてサウナに入る前には、体に付いた水滴を ”ある程度” ふき取ろう。

ビショビショのまま入ることはマナー違反であるとともに、発汗を阻害すると言われている。

しかし筆者の経験上、完全に乾いた状態で入ると、

湿度が低く高温の通称 ”ストロングサウナ” の場合、皮膚への負担(痛み)が増すこと、

また、肌に湿り気がある方が発汗が早い(気がする)ことから ”ある程度” が最適だと考えている。

ここまで準備が出来れば、いよいよサウナへGOだ。

②サウナ

おしゃれなサウナ室の写真
出典:Unsplash

施設にもよるが、サウナマットが準備されているところが多い。

あればそれを持って入ろう。

ほとんどのサウナは2段以上となっているので、

筆者は必ず上段に座ることにしている。

なぜなら最下段だと、足元の温度が低い場合がほとんどだからだ。

出入りが多い場合、寒く感じることすらある。

また、あぐらをかいて座るようにしている。

もちろんスペースに余裕があれば、の話であるが。

時間については施設により温度や湿度が違うこと、

またたとえ同じ温度を示していても体感温度は全く違うこと、

かつその日の体調にも左右されるため、一概に ”何分” と言うことはできない。

筆者の場合、現在では体調が許す限り ”12分” を標準としているが、

初心者の頃は8分や10分としていることもあった。

温度が低い、と感じる場合には15分ぐらい入ることもある。

とにかく、無理をしないことが最も重要である。

大切な髪の毛を守るため、髪の毛はしっかりと濡らした状態で入ろう。

”サウナハット” なるものが存在するが、筆者が行く庶民派サウナには

そんな洒落たものを被ったサウナーは一人も居ない。

おそらくすごく浮いてしまうだろう。

そこで筆者は、濡れタオルを頭に乗せて髪の毛を守るようにしている。

さらにそのまま口鼻も覆うことで、コロナ対策も兼ねている。

効果のほどは不明だが。。

実は濡れタオルに関しては、

気になる ”ニオイ” の軽減効果が一番大きかったりするのである。

その姿がサウナハット以上に ”浮いた存在” になっていることは、

気にしてはいけない(笑)

③水風呂

究極の水風呂の写真
出典:Pixabay
鉄のおきて

サウナでかいた汗を、水風呂に持ち込んではいけない!

これを守らない輩は、意外に多い。

読者のみなさんには、必ず守っていただきたいポイントだ。

水風呂に入る前に、汗を洗い流すのがマナーであるが、

藤森慎吾先生曰く、「ここで無駄に身体を冷やさないで欲しい」とのことだった。

「熱々の湯船の湯で汗を流し(チンチンに熱くなった身体を保った状態で)

 初めて水風呂と出会う」のがオススメと仰っていた。

筆者も最初はこれを実践していたが、ある時、気付く。

水風呂に入る時、

「ヒャっとなると同時に心臓がキュっとなる(ような)感覚」があるのだ。

つまり「身体への負担が大きい」のである。

それ以降、水風呂の水を桶で汲み、汗を流すようにしてからその感覚は無くなった。

筆者はこちらをオススメする。

そして息を吐きながらゆっくりと水風呂に身体を沈める。

アゴまでしっかり浸かろう。

水風呂は、冷たい。

これは紛れもない事実である。我慢が必要。

これは脱ビギナーレベルとなった現在でも変わらない。

しかし実は、我慢が必要なのは最初の10秒だけなのである。

この10秒を耐えることができれば、

通称「天使の羽衣(てんしのはごろも)」といわれる、

温かい水の層が身体を優しく包んでくれるのだ。

天使の羽衣

身体の表面の水が温かく感じる現象のこと

冷たいけど、ほんのり温かい。

不思議な感覚が得られるだろう。快楽の第一段階である。

筆者の経験上、ここでしっかり身体を冷やすことができるかどうかが、

後の ”ととのい” に関わってくる、重要なポイントだ。

しかし、長居は禁物だ。水温にもよるが、

2分を限度とする程度だろう。

長居しすぎると、低体温で身体が動かなくなり、

最悪の場合、自力で水風呂から出られなくなる

要注意点である。

ただ、水風呂から時計が見えないことも多い。

自分で秒数を数える、脈拍が落ち着くのを確認する、

呼気が冷えるのを感じる、などの方法で調整し、

”浸かり続けること” だけは避けなければならない。

なお、流れが強かったり、ジャグジー的な動きのある水風呂の場合、

先の「天使の羽衣」は形成されない。

そんな水風呂は、上級者向けと言えるだろう。

④休憩

出典:Pixabay

いよいよ最大の快楽へ。

水風呂から出たら、ベンチやデッキチェアといった、

通称 ”ととのいスポット” へ向かおう。

この時、できれば ”外気浴ができる、ととのいスポット” を選びたい。

なぜなら筆者の経験上、全身に風を感じることが、

”快楽” につながる重要な要素の一つと考えているからだ。

そして(できれば)デッキチェアに身体を預け、

目を閉じ、鼻でゆっくり深く息をする。

水風呂で冷えた身体をもとの体温に戻すため、

身体の奥からエネルギーが湧くというか、体内活動が活発になっていく。

その過程の中で、「あの感覚」が訪れるのだ。

筆者の場合は、

頭から後ろ向きにぐるぐる回るような、

上下がわからなくなるような感覚、

続いて全身が少し痺れたような、得も言われぬ快感、

つまりは「めくるめく快楽」の状態に入るのである。

調子が良ければこの状態が数分にわたって続く。それも強烈に。

とにかく気持ちいい。

全くの合法かつ安価に、これほどの快楽に浸ることができるのが、

サウナ最大の魅力だ。

なお「ストレスの大きさと ”快楽” の大きさは比例している」

という研究結果が出ている。(筆者談。(笑))

この感覚が落ち着いた後も、残る余韻を楽しみながら、身体をゆっくりと休める。

休憩は時間にして10分~15分といったところか。

そしてこの快楽が落ち着き、休憩が終わるころには、

疲れを感じることもなく、かと言ってテンションが上がるわけではなく、

しかし頭はスッキリと覚醒した状態、

おそらくは、これを「ととのう」と言う。

椅子やベンチの場合は、”壁際” を選ぼう。

頭をもたれさせることでリラックス度合がアップし、

”快楽” への確率が上がるからだ。

気温の低い時季は、しっかり身体を拭くとともに、

硬く絞ったタオルを身体にかけることで体温の下がりすぎを防ごう。

気温が低すぎると ”快楽” 度合が下がる傾向にある。

気温が高い時季は、あえて身体を拭かず、

気化熱によって身体を冷やしながら休憩すると良い。

繰り返し

サウナでかいた健康的な汗の写真
出典:Pixabay

筆者は、これを3セット繰り返すのを常としている。

筆者は休憩後、次のセットに入る前に水分補給を行うようにしている。

休憩で身体が乾いた状態の時に、脱衣所で水分補給するパターンが効率的だ。

みなさんにも、3セット繰り返してみて欲しい。

3回目の休憩が終わる頃には「ととのった」状態になっているはずだ。

人によっては2回目や3回目で ”ととのう” そうだが、実は筆者の場合は1回目だ。

これを逃すとリカバリーが難しい。すなわち「1回目が勝負」なのである。

だから1回目に「しっかり蒸され、しっかり冷やす」ことを心掛けている。

では何故3回繰り返すのか?

だんだんと快楽の度合は弱まるものの、やはり気持ちがいいこと。

かつ、1度や2度でやめてしまっては、もったいない。つまりは貧乏性ということ!(笑)

いやここは繰り返すことで「脳疲労が取れている」ということにしておこう。

事実、頭がすっきりしてくるのである。本当に。

2022年12月13日追記

現在の筆者は、

  • サウナ 12分
  • 水風呂 90秒
  • 休憩 10~15分

2セット、を常としている。

  1. 結局1回目が、最も ”ととのう”
  2. 得られる快楽とトータル時間のバランスが良い

この2つが理由だ。

3セットなら2時間かかるが、2セットならば1時間半程度で済む。

また実際3セット目は、しんどい時もある。

もう若くもないし、無理は禁物だ(笑)

まとめ

サウナで「ととのう」ための方法
  1. 身体を清め、予熱を行う。
  2. サウナで10分程度、十分に蒸される。
  3. 水風呂で1~2分程度、身体を冷やす。
  4. 外気浴ができる、ととのいスポットで休憩する。
  5. これを3セット繰り返す。

※時間配分に注意し、決して無理をしないことが重要!

※適宜、水分補給を忘れずに!

サウナとは、

熱くて冷たい厳しい環境を乗り越えた者だけがたどり着ける、

めくるめく快楽の世界です。

公衆面前で体験できる快感としては、間違いなくトップクラスでしょう。

そしてその先にある、疲れを感じることもなく、

かと言ってテンションが上がるわけではなく、

しかし頭はスッキリと覚醒した状態、

つまり「ととのう」境地が、そこにはあります。

ちょっとした依存性すら感じてしまいますが、アブナイクスリ等ではありません。

完全合法ですよ(笑)

正しい方法で入ることで、身体にも精神的にも良い効果が期待できます。

ぜひみなさんにも、体験していただきたいです。

サウナ、オススメです!

サウナ入浴時の注意
  • 高血圧の方の長時間高温浴
  • 生活習慣病のある方の温冷交代浴
  • 飲酒状態での入浴

上記は避け、体調に気を付けて入浴しましょう。

藤森慎吾先生による神授業。筆者がサウナに興味を持ったキッカケの動画①
藤森慎吾先生による神授業。筆者がサウナに興味を持ったキッカケの動画②

お近くのサウナを探すときに超便利。日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」はこちら



今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

また次回の記事でお会いしましょう!